(1)GMグループは前回から約2,000㎡展示面積を広げたとのことでトータル17,000㎡以上になり、出品した北館の約2/3以上を占めていた。主催者からは“Their biggest display at any show in the world”というタイトルでリリースが出されたほどであった(南館ではフォードとクライスラーの両グループで4割程度を占めていた)。
(2)クライスラーグループのJeepとDodgeがブース内にコースを設置して4×4試乗会を行っていた。今回はJeepの方に試乗したが、残念ながら Dodgeの試乗会はプレスデー期間中運営していなかった。Jeepは路面に木のチップを敷き詰めたオフロードコースを設置し、車の性能を体感してもらうために5つのセクション(Ground Clearance(最低地上高)、Articulation(片輪が浮いた状態での走行)、 Maneuverability(凸凹走行)、 Traction(登坂性能)、 Water Fording(池越走行))を体験する設計となっていた。屋内の自社ブース内に設定されたコースは、日本を含めて海外のショーでも余り例がない。コンパクトな作りではあるが、メインであるヒルクライム(小山)は距離こそ短いものの上り40%、下り45%の急勾配でJeepの持つ登坂性能を実感するとともに、乗っていると目線の動きが天地に大きく振られエンターテイメント感もある内容だった。なお、この時期のシカゴの気候は気温が氷点下で、雪も降り積もるような状態であり、屋外でのイベントは難しい時期でもある。