展示会場は、1998年の第19回ショーから、BITEC (Bangkok International Trade and Exhibition Centre )です。市内からは、交通渋滞の状況次第ですが、タクシーに乗れば30分程度でアクセスできます。公共交通機関である高架鉄道のBTS(Bangkok Mass Transit System)が会場まで延びていないのが難点です。しかし、施設面では、過去2年ほど屋内展示館の面積を増強し、屋内展示スペースは3万3千m²となりました。オーディオ・用品類の展示は仮設テントを使っていますが、横幅25-30m、長さ100m程度、天井高12mはあるクオリティ感の高いものです。それ以外の展示ホールは常設館で、ワンルーフでつながれているので、見学者にとって回りやすいレイアウトとなっています。東京モーターショーが開催される幕張メッセの半分以下の展示面積ですが、出品社数もほぼ半数ですので、日米欧の主要ブランドのほとんどが参加する"まとまり感"のあるモーターショーとなっています。
主催者側も、今回のショーテーマとして、"Gateway to the Future"とし、バンコクをDetroit of Asiaにすべく目標を高く掲げています。今回、タイ自動車工業会(TAIA)が共同主催者として参画し、OICA認定ショーとなったことにより、バンコク国際モーターショーの位置付けが一段と高められたことは間違いないでしょう。