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第37回東京モーターショー−乗用車・二輪車−(2003年)
10月25日(土)から一般公開

JNL-2003-044
2003年09月18日

社団法人 日本自動車工業会(会長:宗国旨英)は、10月24日(金)から11月5日(水)までの13日間、千葉市・幕張の幕張メッセ〈日本コンベンションセンター〉で、第37回東京モーターショーを開催する。テーマは「いま、挑む心。Challenge&Change−希望、そして確信へ−」。
報道関係者招待日は10月22日(水)〜23日(木)となり、10月24日(金)は特別招待日となる。
一般公開は10月25日(土)から11月5日(水)までの12日間で、開場時間は午前10時(土・日・祝日は午前9時30分)から午後7時まで。

一般公開に先立ち、10月24日(金)午前10時から、東京モーターショー総裁・寛仁親王殿下をお迎えして開会式を行う。

今回は、これまで東京モーターショーを主催してきた旧自動車工業振興会との統合(平成14年5月)後、自工会が初めて企画段階から取り組んだ「乗用車・二輪車ショー」であり、これまでとは違った新しいスタイルのショーを目指した。「お客様」の視点に立ち、「お客様参加型」で「双方向的なコミュニケーション」を実現するショーとするため、出品各社における最新のクルマと技術の展示に加え、今回は幼児・小学生、若年層や女性にも一層楽しんでいただける多彩な参加・体験型のイベントをふんだんに用意するとともに、来場者へのホスピタリティも一層向上させた。これにより、全てのお客様に、今まで以上に東京モーターショーの魅力を感じていただけるものと期待している。

14カ国から268の出品者が参加

今回は世界14カ国から263社、4政府、1団体(第35回:13カ国、273社、6政府、2団体)が参加する。政府出品は、カナダ、ドイツ、スウェーデン、アメリカの4カ国。幕張メッセの国際展示場の西・中央・東・北ホール(1〜11ホール)およびイベントホールを使用し、展示面積は前回ショーとほぼ同規模の41,559m2(第35回:42,119m2)となる。

世界初の発表が87台、日本初の発表が96台

今回、世界初の発表(ワールドプレミア)が87台(四輪車41、二輪車32、カロッツェリア14件)、日本初の発表(ジャパンプレミア)が96台(四輪車62、二輪車28、カロッツェリア6件)となる。部品部門では、ワールドプレミア40件、ジャパンプレミア16件が出品される。
世界の主要国際モーターショーにおけるワールドプレミアの発表台数は、40台〜70台の水準であるため、今年の東京モーターショーは、世界トップクラスの発表台数となる。

多彩な特別企画

従来の東京モーターショーとは違った新しいスタイルのショーとするため、今回は「参加・体験型」の特別企画をこれまでよりも数多く実施する。幼児・小学生、若年層や女性に楽しんでいただけるような演出も随所に採り入れた。これにより、双方向的なコミュニケーションを実現し、自動車業界が現在直面する環境・安全等の課題に取り組む現状を、お客様に楽しみながらご理解いただけるものと期待している。

1) 環境体験ランド

自動車業界の環境への真摯な取り組みを実感していただくために、報道関係者招待日初日の10月22日(水)から会期終了日まで(10時30分〜16時30分)、幕張メッセに隣接する幕張海浜公園(500mコース)においてクリーンエネルギー車の同乗試乗会を行う。試乗車は、普段なかなか乗ることのできない燃料電池車6台をはじめ、ハイブリッド車5台、CNG車1台の合計12台を揃えた。

2) カロッツェリア展示&カロッツェリアカフェ

若年層や女性に特に楽しんでいただける企画として、東京モーターショーとして初めてカロッツェリア展示を行う。「カロッツェリア」とは「カーデザイン工房」という意味のイタリア語で、今回は国内外のオリジナルカーメーカー、チューニングメーカー13社から31台がイベントホールに展示される。併せて、お洒落な雰囲気のなかでゆったりと休憩できるカロッツェリアカフェも併設する。また、「2003年全日本学生フォーミュラ大会」(社団法人自動車技術会主催)の上位入賞車の展示も行われる。

3) シンポジウム

自動車をめぐる様々な課題について最新の情報を提供するシンポジウムを、国際会議場(一部西休憩ゾーン内特設ステージ)において、ショー会期中、日・祝日を除き毎日開催する。シンポジウムを毎日開催するのは初めて。環境、安全、デザイン、モータースポーツなど、専門家向けから一般の来場者も気軽に参加いただけるものまで、全18テーマを用意した。経済産業省、国土交通省、環境省、自動車技術会および自工会の主催で行われる。

4) フェスティバルパーク

西休憩ゾーンに特設ステージを設置し、賑やかな総合エンターテインメントスペースとする。幼児および今回初めて入場料を無料とした小学生向けのイベントや、女性向けのイベントも盛り込み、東京モーターショーを多面的に楽しんでいただける空間を演出する。メイン・イベントは次のとおり。

  1. フィエスタ・デ・マリスコス
    女性来場者をターゲットにしたライブ・クッキングショーで、平日に開催する。ダンスパフォーマンスを堪能し、ショー終了後は、パエリアの大鍋料理も試食できる。
  2. 「トラフィック戦隊アンゼンジャー」ショー
    子供に人気のヒーローものアクション劇の中に「交通安全」を学ぶ要素を盛り込んだアトラクションで、土・日・祝日に開催する。
  3. トライアルデモンストレーション
    「秋の交通安全キャンペーン」の一環として、トライアルバイクの第一人者によるデモンストレーションやトークを交えて、交通安全を啓発する。
  4. 千葉県警による交通安全啓発活動
    交通安全啓発の一環として、シートベルトコンビンサーや運転適性診断車の参加・体験型展示等を実施する。また、千葉県警音楽隊の演奏も予定している。

来場者へのホスピタリティを向上

車いす利用者がゆったりと見学できるように、報道関係者招待日2日目の10月23日(木)午後に、車いす利用者のための特別見学日を設ける。付添者2名まで無料で入場できる(9月22日(月)までに事前申込みが必要)。なお、車いす利用者特別見学日は前回(第35回)の乗用車・二輪車ショーでも企画したが、米国同時多発テロの影響により警備上の理由から中止したため、今回が初めての実施となる。
また、携帯電話を利用した会場内情報提供サービスMotor Info Gateを初めて導入し、会場には高齢者向けの休息スペースとして450席のプライオリティシートを設置する。交通アクセス面でも、JR東日本の協力を得て京葉線の特急列車(一部)を東京駅〜海浜幕張駅間に毎日30分間隔で運行するなど、来場者へのホスピタリティを大幅に向上させる。

自動車ガイドブック 2003−2004年版(第50巻)を発売

今回版で発刊第50巻を迎えることを機会に、内容を全面的にリニューアルし、報道関係者招待日初日の10月22日(水)から会場と全国主要書店で発売する。また、自動車ガイドブックのCD−ROM版「motor searcher 2004」も同時に発売する。更に、第50巻を記念し、1954年に日比谷公園で開催された第1回全日本自動車ショウの出品カタログ復刻版も、会場にて限定発売する。


以上